石狩市では、昨年より本校の体育館を会場に冬季における避難所宿泊訓練を行っています。今年は1月20・21日の土日、危機管理担当職員5名と防災マスター11名の計16名が宿泊訓練を行いました。
これは、北海道の厳冬期に自然災害により避難所が開設された時、ライフラインの不通により校舎の電気・ガス・水道などが一切使用できないことを想定した中で一夜を過ごす訓練です。暖房器具はポータブル石油ストーブ8台、照明は発電機による投光器2台など、防災備品(ガソリン・灯油が配給されたことを仮定)を使用して実施しました。
朝・夕の食事は、防災用非常食を使用し携帯コンロでお湯を沸かし、5~10分温める又は熱湯を注ぎ5~15分蒸らした後、食べるタイプのものです。メニューは、夕食「ハンバーグ、鯖の味噌煮、味噌汁とご飯」、朝食「えびピラフ、ドライカレー、わかめごはん、カルボラーナ」と種類も豊富で、予想以上に美味しかったそうです。味付けは、少し濃いめ(正常時と違って味覚が鈍るので濃いめにしてあるとか・・・)でした。
食事の後は、昨年9月に発生した浜益の災害状況をデータによる分析と当時の動画を見ながら研修を行いました。
寝床は、体育の授業で使用する柔道用打ち込みマットをフロアに敷き、それぞれ寝袋・毛布を使って就寝しました。8台のストーブが使用できている時は11度の室温が保てましたが、灯油が切れストーブが使用できなくなった時は、6度まで気温が下がりました。
一緒に訓練に参加した加藤教頭の感想。
「寝床づくりから食事の準備まで、市職員や防災マスターが手際よく進めて頂いたので何も苦労せず出来ましたが、本当に避難所が開設された時、誰が的確な指示が出せるかとても不安になりました。更に、私は寝袋を使わず5~6枚の冬用衣類を着込んで就寝しましたが、気温6度の寒さのなか他の人の足音などチョットした振動が枕に響き、眠れませんでした。避難した不安さや心細い精神状態を考えると、避難者はもっと休むことは出来ないだろうと痛感しました。」
今回のデータ(2時間おきに計測した最高・最低室内温度と外気温、二酸化炭素濃度、照度)を基に、石狩市として冬期にも対応できる避難所開設に向けた準備をするそうです。参加された16名の市職員並びに防災マスターの皆さん、本当にご苦労様でした。